飛び立つ君の背を見上げる

ご飯が炊けてなくてふて寝

のっちです☆

 

以前ブログ記事にした「響け!ユーフォニアム」ですが

もうドハマリしてます☆

 

今でもアマプラで課金なしで視聴できますが

あたしもう通し(1+2、劇場版3本、リズと青い鳥)で

5回位観てるんですよ。

 

どーせなら高画質、高音質で観るか~と

全編ブルーレイで購入致しました☆

凄惨な事件に巻き込まれた京都アニメーションをわずかでも

応援する意味でも購入しようと思ったのもきっかけです。

 

ブルーレイで驚いたのはやはり音質ですわ。

Dolby5.1での吹奏楽の演奏の凄さは

2CHステレオでの再現を完全に凌駕してます。

これはもう100%満足してます。

 

滝先生が低音パートの練習の時

全員にB♭の音を出すように言うシーンがあって

合奏するとFの音が倍音として聞こえる、と言います。

 

アマプラでは「Fの倍音?全然聞こえんけども・・・」

と思ってましたがブルーレイ版はしっかり出ていて

あぁ音質ってこんなに良くなるんか~と感心しました。

 

 

以前書いた記事は視聴1周目くらいに書いた記事です。

その時の印象は1年生、特に久美子と麗奈にしか注目していなくて

他のキャラはあまり印象に残りませんでした。

(登場人物が多いのが原因だと思います)

 

不思議なもので5周目にもなると

今はまったく印象が変わってしまいましたね。

 

現在は久美子と麗奈の印象がかなり薄まって

2年生(夏紀、希美、優子(デカリボン先輩)、みぞれ)が

あたしゃすごく好きになりましたね~

 

特に夏紀先輩はどこかやさぐれた感じが素敵。

なぜ吹奏楽部に残ってるのか?

アニメ編では吹部に残ったのは成り行きで

滝先生が来るまではヌルい部で居心地がよかったから、

と簡単に触れるのみ。

 

アニメで観る夏紀像とあたしが想像する夏紀像には

若干のズレがあった。

 

そうなん~?

夏紀先輩は世の中をちょっと斜めに見ている人。

どちらかというとスカート履くよりも

リーバイスのブラックジーンズ履いてる

キャラだと思うんだよな~と

あたしは常々思っていました。

 

プールのシーンでは「Cement Addiction」(セメント中毒)

なんてTシャツを着てくる人です。

たんすの中には絶対ブラックサバスとメタリカのTシャツがあるはずです。

絶対ロッカーでしょ。

 

 

ネットであれこれ調べているうちに夏紀先輩は実は

ギターが弾けるという情報を得ました。

久美子2年生編でついに夏紀先輩がギターを弾くシーンを発見。

 

「おぉ~!先輩、あたしと同じ仲間じゃないですかぁ~!」

 

この情報で俄然夏紀先輩に興味が湧きました。

これは武田綾乃先生の原作を当たるしかないなと

夏紀先輩が表紙の小説「飛び立つ君の背を見上げる」を購入しました。

 

現在文庫本は発売されてますが、

調べるとハードカバーの単行本もあることが判明。

ところが現在は中古本しかなくブックオフで購入。

 

いや~オヂサン、文庫よりも文字がデカい単行本の方を

選んじゃうんだよね~。老眼てヤ~ね~

目がぼやけちゃわ~

あー

 

内容は文字が大きくて読みやすく

2年生(夏紀、希美、優子(デカリボン先輩)、みぞれ)の

女子の会話が中心。

空き時間を見つけては読んでいましたが

3日ほどで楽しく読了しました。

 

夏紀先輩が好きな方は必読です。

アニメではわからなかった心理描写を知れてあたしゃ

ますます夏紀先輩が好きになりましたよ。

 

ここでは彼女の性格描写や読了感想は置いておいて、

あたしの夏紀先輩に見るギタリスト像を語ろうと思います☆

 

 

夏紀先輩が使用しているギターは原作でもアニメでも

ヤマハ パシフィカ 112VM オールドバイオリンサンバースト(OVS)。

 

あぁ確かにパシフィカってプロから初心者まで人気のモデルで

原作者の武田綾乃先生、えぇとこ突いてくるなぁ~と思ったら

よく考えてみれば「響け!ユーフォニアム」は

ヤマハが全面協力しているようなので

そりゃヤマハが協力しているならパシフィカを使うか、

逆にパシフィカ以外浮かばないよね~。

と妙に納得しました。

 

原作ではパシフィカは彼女の年上の従姉からもらったモノ、

という設定です。

ストーリーが進むと優子(デカリボン)先輩も夏紀と同じ

112VMのホワイトを購入します。

 

それでもですね、

あたしは夏紀先輩はピックアップが

ハムバッカーのパシフィカは使わないような気がするんですよね。

彼女のキャラから言って好みはシングルコイルじゃないかな。

 

ギターのピックアップにはざっくり分けて2種類あります。

シングルコイル・・・繊細な音、クリーントーンが綺麗

ハムバッカー・・・歪ませると分厚い音、メタルやロック向き

 

彼女は吹奏楽よりもロックの方に造詣が深いようなので

ハムバッカーでも間違ってないんですが

彼女が歌う「アントワープブルー」の歌詞は

どう見てもディストーションでガシガシの音ではないと思う。

 

歪ませるにしても「ブルースドライバー」を軽く歪ませるくらいで

彼女が演奏するギターサウンドのイメージは

クリーントーンしか浮かばない。

 

 

【訂正】

なんとヤマハ パシフィカ112MVには

「コイルタップ機能」があることが判明しました。

つまりこれは、シングル→ハムバッカー(その逆も)の切り替えを

ボリュームノブのON/OFFでできるという・・・

 

実売34000円のギターにこの機能が付いていたとは驚きました。

ヤマハめちゃくちゃ頑張ってるじゃないですかぁ!

あたしも夏紀シグネチャーモデル112Vを買おうかな~

 

コイルタップ機能はスタジオですごい便利なんですよ。

どんなサウンドにも臨機応変に対応できる。

いや~これは驚きました。

 

たった34000円のギターでこの機能はすごい!

あたしが欲しくなってきちゃったよ☆

 

 

 

あたしは夏紀先輩に一番似合うギターはフェンダーマスタングだと思う。

最近ではパステルカラーのボディもあるので女性には大人気。

ショートスケールなので手の小さい女性でもフレーズが楽々弾けるし

何よりも軽いので負担が少ない。

 

昔からあたしはギターを買いたいけど何がいいかという質問を受けたら

女性にはまずマスタングを勧めてきました。

(とはいえギターは好きなものを買えばいいと思います)

 

ショートスケールなのでサウンド面が気になるようになってきた

という人は改めてフェンダーストラトなりギブソンなりを

チョイスすればいいと思う。

 

サウンド面が気になるようになってきたという時点で

かなり上達していると思います。

 

レスポール弾いてるアニメがよくありますがレスポールって

男が肩にかけても「重っ!」って感じるからね。

ギブソンはレギュラースケールの上に、

ネックが若干厚いので初心者にはちょっとキツい。

 

ニルバーナのカート・コバーンがこのギターを使って

不人気だったマスタングのお値段が一気に上がった。

今でも相場は10万付近。

 

と、なるとこんな高額なギターを夏紀先輩が買うか?

という疑問も出てくるからパシフィカが

ちょうどいいのかもしれませんね。

 

 

 

夏紀先輩は白のストラトも似合いそうなんだよな~

フェンダーは高いのでスクワイアがいいと思う。

 

ヤマハパシフィカとほぼ同じお値段。

高校生でも買おうと思えばそれほど高いというほどでもない。

もちろんフェンダーブランドなので

サウンド面でもビッチシバッチシ☆

ぜひラージヘッドを選んで欲しいな。

 

 

 

原作では夏紀先輩は革ジャンとジーンズというファッションで

日常を過ごしているというロッカーでもあります。

ジューダスやAC/DCデフ・レパードのような曲を聴いている

と仮定するならギブソンSGは実に彼女向けとしてお勧めできます。

 

ボディも薄く軽い。それでいてちゃんと鳴るんですよ、SGは。

これがあたしは未だに不思議でならない。

JCM800あたりを歪ませてガンガン弾くならこれだよね。

クリーントーンはちょっと工夫が必要ですが。

 

 

小説「飛び立つ君の背を見上げる」ではバンド幕を作る場面があります。

バンド幕はドラムの背、ドラムの後ろの壁に飾るバンド名を入れた布です。

これを作ろうと言い出したのが希美先輩というのが面白い。

 

お金のあるバンドは業者に発注し立派なバンド幕をこさえてきます。

あたしも高校時代は毎年バンド幕を作ってたんですよ~

美術部のT君と一緒にうちのベーシストD君の部屋で3人。

ペンキを使ってベタベタ塗りたくっていました。

(その後T君は美大へ行きました)

 

深夜までかかることもあったんですが

お菓子食べながらステレオでデフ・レパードを流し

マウンテンデューを飲んでた日々を思い出します☆

 

小説では希美が言い出しっぺになり、優子、夏紀、みぞれも

バンド幕制作でキャッキャ言いながら塗りたくる場面が

女子がキャピキャピしている以外

本当にまったく同じことをやっているので

軽い衝撃を受けています。

 

武田綾乃先生もバンド経験者なんですかね。

 

すごく懐かしくて本当にこのアニメや原作を読む度に

武田綾乃先生ありがとうございます、と

あたしゃ泣いていたそうだ。

あー

 

長々と妄想じみた記事を書いてしまいましたが

やはり「響け!ユーフォニアム」は傑作だったということでオワリ。

 

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